【お勧め小説】『豆の上で眠る』 新潮文庫
拭いきれない違和感が残る読後感がエグイ!
【あらすじ】(公式引用)
小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。
スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。
必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。
喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。
――お姉ちゃん、あなたは本物なの?
辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。
【魅力】
豆の上で眠る――このタイトルが本の全てを表している!
2年の時を経て帰ってきた姉。
だけど姉が本当は本物の姉じゃないのではないかという疑惑が常に付きまとう!
読んでて良い意味で気持ちわるい…。この気持ち悪さはどこか癖になります。
そして物語の後半、怒涛の展開で真実が明かされていく!
でも、明かされた真実は私には何も関係がありませんでした。
真実が明かされてなお、私の中の違和感は拭いきれませんでした!
この真実は本当のことを言っているのか?
果たしてこの正体が明かされた姉は本物なのか偽物なのか?
未だに私はこの違和感に囚われています。
そうです。結局私は最初から最後まで、そして読み終わった後まで、『豆の上で眠っていました』
なんとも言えぬ違和感が残り続けるイヤミス。
多くの方にお勧め出来る作品ではありませんが、個人的には滅茶苦茶好きです!
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